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水晶のインクルージョン

天然の水晶には、中にさまざまなものが入っているものがあります。このことを、「インクルージョン(内包物)」と言います。これは、結晶が作り上がる過程で、自然と中に閉じ込められてできたものです。インクルージョンには、固体、液体、気体などがあり、その1つだけが入っているものや、混在しているものもあります。インクルージョンは、水晶だけに見られるわけではなく、他の宝石や鉱石にも起こります。


ただ、インクルージョンは、不純物や傷として扱われ、マイナスなイメージを与えるかもしれません。しかし、インクルージョンが入っているということは、天然の水晶である証拠とも考えられるし、その石だけがもつ個性とも言えます。また、インクルージョンの入った水晶に光を当てると、その石だけが現せる、美しく幻想的な輝きを見せてくれます。


「ルチルクォーツ」は、金鉱石(ルチル)が混入したクリスタルのことです。ルチルは、シャープペンシルの芯の太さから、細いスチールウールくらいの細さまであります。色合いは、シルバー、金、ピーチ、赤茶、ピンクなどさまざまなものがあります。特に、金色のルチルが混入した水晶は、非常に人気が高くなっています。金が入っているということで、金運や財産運などを向上させると考えられています。


「ストロベリークオーツ」は、水晶内に細かい針鉄鉱(ゲーサイト)が混入していることにより、赤褐色?ピンク色のイチゴのようなかわいらしい色合いに見えます。


「ファントムクリスタル」は、「ゴーストクリスタル」や「山入水晶」とも呼ばれています。ある時期、水晶の成長が滞り、再び水晶が成長し始めると、結晶の中に、木の年輪のような山の層が現れます。これを、「幻」や「お化け」を意味する“ファントム”と呼んでいます。ファントムは、そのクリスタルが進化してきた経験を示しています。ファントム水晶の表情から、「壁にぶち当たっても諦めない」、「成長し続ける」ということを意味しています。これからも成長を続けて行きたい時や、やるべきことがあるけど勇気が出ない時などに持つと良いです。


「レインボー水晶」は、水晶の内側に、ひび割れ(クラック)があり、そのクラックの面に光が当たり、反射することによって、虹色の美しい輝きを放ちます。ただし、クラック面のある水晶の全部が、虹色の光を反射させるわけではありません。これは、水晶の中で広がるクラック面の、塩梅の微妙な作用が関係しているようです。虹は、古くから、夢、希望、愛の象徴とされてきました。その虹を宿しているレインボー水晶は、瞑想やヒーリングに用いられることが多いです。希望を象徴する虹の輝きを放つレインボー水晶を眺めていると、深く落ち着いてきたり、イマジネーションが浮かんできたりするようです。


「ガーデン・クリスタル」は、緑泥石や石英などのさまざまな鉱物が、水晶の中に閉じ込められたことによってできた水晶です。インクルージョンの混入の仕方によっては、結晶の中に、まるで庭園があるように見えるので、「ガーデン・クリスタル」と呼ばれるようになったそうです。日本では、「苔入り水晶」と言われることもあります。インクルージョンのある水晶の中でも、ガーデン・クリスタルの特徴は際立っていて、それぞれの石の個性が現れることから、コレクションとしている人もいるようです。


「水晶in水晶」は、水晶の内部に、別の小さな水晶が貫入したもので、「貫入水晶」とも言われています。水晶が成長していく過程で、別の水晶結晶を取り込んだものです。



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